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2017年6月29日 00:03

24. 不定主訴と漢方薬について

   医療では、特定の病気が確認されないのに、体の不調をあれこれ訴えることを『不定愁訴(ふていしゅうそ)』といいます。

これは、月経や更年期のタイミングに重なることもしばしばです。

 

不定愁訴にみる症状とは、どのようなものがあるのでしょうか。例として、以下のようなものがあげられます。

 

(身体面)

・顔や体が急にほてる、のぼせる

・異常に汗が出る

・なんだか眠れない

・肩こりや頭痛を感じる

・体のあちこちが冷える

・グルグルめまいを感じる

・パニックのようなドキドキを感じる

・お腹がきゅっと痛む

 

(精神面)

・あちこちにイライラする

・急に不安を感じる

・気分が落ち込み、やる気が低下する

 

 不定愁訴の場合、これらの症状が入り組んでおきることが特徴です。

 

その原因は

1)血液循環が悪くなっている

2)血液に含まれる物質の働きが悪くなっている

3)自律神経が異常をきたしている

などが考えられます。

 

「血のめぐりが悪い」というと、一般的な西洋薬では、「血液をサラサラさせる」薬物などが思いつきます。しかしそれらは大抵、たった一つの成分だけで成り立っているため、たくさんある症状をいっぺんに改善させることはできません。

 

そこで漢方薬が用いられます。

 

 漢方薬の構成単位といえる"ひとつの生薬"には、たくさんの成分が含まれており、始めから効能が多彩です。

さらに "ひとつの生薬"が、数種たしあわされてできているのが漢方薬なので、薬能は三次元的にひろがります。もちろん13の症状をまとめて寛解させる可能性も秘めています。

このような特性こそが、漢方薬の良さといえるのです。

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